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エリオット波動理論とは

エリオット波動理論とは
初心者B

「エリオット波動入門」書籍

ダウの上昇スイング

基本 ダウの上昇スイング

本を買いました

エリオット波動入門

私の場合、まずはエリオットの波動原理(「波動理論」だと思っていましたが、「波動原理」というようです)を押さえたいというのがあり、少し前にパンローリング社の 「エリオット波動入門 (Elliott Wave Principle) 」 を買ってきました(中古ですが)。

今現在、この波動原理に対する私の考えは若干変わっています。信頼していないわけではないのですが、エリオット本人も説明しているとおり、 波動原理の数学的基礎はフィボナッチ級数 なのです。 フィボナッチの後付けの理論が波動原理 である、くらいに思っています。波動原理の根拠をどこにもっていくか、まずはフィボナッチを気にして学習しています。

監修者まえがき

ただ、この書籍で展開されている波動原理は、基本的には 少々昔の「株式」についての分析 です。載っているチャート例も、大半は少々古いNYダウのものです。

この波動原理を突き詰めようとすることは、今の時代はナンセンスなのかもしれませんし、 ある程度幅を持たせることが必要なのではないか(多少のズレは許容範囲とするなど) 、ということです。言ってみれば、現代版の、更に進化した波動原理のようなものがあっても良いのではないか、などと思ったりもします。

エリオット波動理論

  • エリオットが開発した テクニカル分析の一種
  • 基本的には 5波で上げて3波で下げる という仮説を基幹とし、そのバリエーションや合成によって成り立っている。
  • トップダウン・アプローチ(経済など):例、ジョージ・ソロス
  • ボトムアップ・アプローチ(企業の業績など):例、ウォーレン・バフェット

出版者のノート

サイクル第Ⅴ波という予想

サイクル第Ⅴ波という予想

上のチャートは、過去100年超のNYダウです。というのも、例示として年度の記載があるのですが、エリオットの波動原理どおりに相場が進行しているのかどうか気になったからです。詳しいことはまだよくわかりませんが、現在の上昇相場は 「サイクル第Ⅴ波(Cycle Wave Ⅴ)」 らしいです。これがもしも第Ⅴ波でなかったならば、初っ端で躓いてしまいます。

Grand Supercycle Completes

Grand Supercycle Completes

書籍中、 大強気相場の後に史上最大の大弱気相場が到来する とも書かれているのですが、それは未だに到来していないのか、それとも外れたのか、それを判断できる能力は今の私にはまだありません。

経済学の分野で名声を築いた4人を紹介しています。 ①アーサー・ピグー、②チャールズ・ダウ、③バーナード・バルーク、④ラルフ・ネルソン・エリオット 、です。

アーサー・ピグー

チャールズ・ダウ

1.最初の原理

メジャートレンドが上向きの株式相場は、 「3つの上昇スイング」 によって特徴づけられる。

ダウの上昇スイング

この書籍を読み進めると、他の波に比して第3波を特別視しているのがわかります。ただその理由が、 「企業収益」とか「企業価値」 に関わってくるからというものであれば、FXではちょっと違うかなとも思います。

2.二番目の原理

3/8以上の帳消し

『上昇、下落、どのようなスイングでも、 3/8以上を帳消し にする逆の動きが存在する。』

3も8もフィボナッチ数です。 3/8=0.375ですが、フィボナッチの0.382に近い エリオット波動理論とは エリオット波動理論とは です。 ダウがフィボナッチを意識していたのかどうかはわかりませんが、戻しのときの 0.382付近のラインには説得力が増します ( 横ばいの修正限定 となってしまいますが)。 ダウも認めている、お墨付き ということですから。

バーナード・バルーク

ラルフ・N・エリオット

自らの理論を、 ダウが発見したものと結合させた が、包括性と正確さという点では、ダウの理論をはるかに超えていた。

1935年、ダウ鉄道株平均

1935年、ダウ鉄道株平均

エリオットの強気な予想

エリオットの強気な予想

1929年からの大きな下げは世界恐慌で、その後の1935年の踊り場(第4波の横ばい修正になるのでしょうか)付近で、エリオットは 強気な予想をした そうです。

のちにエリオットは、『波動原理(The Wave Principle)』を 『自然の法則(Nature’s Law)』 と題する更に大きな著作にまとめました。自然の法則というくらいですから、元来波動原理というものは、株価の予想のための技術的な手法云々ではなくて、フィボナッチを含むもっと壮大なものなのだと思います。

コリンズへの手紙

1934年の高値と安値

1934年の高値と安値

  1. マイナー、インターミィーディエット、メジャーな波動の終了時点で、ほぼ必ず反転のシグナルを出す。
  2. 株価の動きを6つの波に分類する。
  3. 株価が1932年に底を打ったときから83%正しかった時間の要因を扱ったもの(例外:ダイバージェンス)。

これらの3つの特徴( ダウ理論ほどメカニカルではないが、ダウ理論に欠けている「予測価値」を付加するもの )については、今のところ私にはよく理解できません。

ちなみにこの手紙は1934年11月28日付けなのですが、3つの特徴はこの半年前に発見したそうです。 エリオットの波動原理の誕生は、1934年、約85年前 ということになるでしょうか。

参考:9つの波の段階

  1. グランドスーパーサイクル:○Ⅰ、○a
  2. スーパーサイクル:(Ⅰ)、(a)
  3. エリオット波動理論とは
  4. サイクル:Ⅰ、a
  5. プライマリー:①、○A
  6. インターミィーディエット:(1)、(A)
  7. マイナー:1、A
  8. ミニュット:○ⅰ、○a
  9. ミニュエット:(ⅰ)、(a)
  10. サブミニュエット:ⅰ、a【最小単位:時間足】

広義のコンセプト(The Broad Consept)

パターン、「形(Form)」、13のパターン 、「波」、波動パターン、フラクタル・・・など。パターンは 形という点では反復性があるが、出現する時間と大きさでは必ずしも反復性は見られない

波動原理は最も優れた株式相場の 予測ツール であるが、本来的には予測ツールではなく、株価の動きを詳細に記述したものである。しかし、分析のための コンテクスト(Context:脈絡、状況、前後関係、背景)を与えた ことには価値がある。波動原理には多くの分野の 人間の群集行動 が反映されているが、それがとりわけ際立つのは 株式相場 である。

ここで、 「普通目盛」と「半対数目盛」 のことがでてくるのですが、何のことかわからないので少し調べてみました。

半対数目盛 」:グラフを作成するにあたって、一つだけ突出した数値があると他のものがわかりずらくなる。そのため、目盛間の幅を調整するらしい。そうすることで、すべての数値がわかりやすく、比較しやすくなるそうです。

エリオット波動とは?分かりやすく解説

トレード戦略

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エリオット波動の基本情報

【エリオット波動の基本原則】

・原則その1:上昇波において3波が1波、3波、5波の中で最も短くなることはない

・原則その2:上昇波において2波は1波のスタート地点を下回ることはない

・原則その3:上昇波において4波が1波の高値を割ることはない

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エリオット波動を利用するメリットと注意点

【エリオット波動を利用するメリット】

①N字分析によってチャートが理解できる
基本情報でもお話ししたように、エリオット波動の基本の形は、I字の波動とV字の波動が合体したN字型の波動になっています。
このN字の波動が比較的に大きければ、大きなトレンドになりやすいのです。
上場相場と下降相場のどちらかは、チャートを見ると大局をつかめると思います。
その他にも、よくあるチャートのパターンをしっかりと覚えておくことで、トレンドが転換する点を予測することが可能になります。
さらに、値幅の観測をすることで今後どのくらいの価格まで上昇するのか、または下落するのかも予測することができるため、注文を出す価格を決めるのに役立てることが出来ます。

②波動に基づいて値動きを予測するのに役立てることができる
N字型の波動が構成されている際に、N字型が大きいほどトレンドは大きくなりやすいと言われています。
①でお話ししたチャートの理解ができるようになることで、今後の値動きをある程度予測する際にも役立てることができるのです。

③利益確保や損切りのタイミングの参考になる
値幅観測で長さや高さを計測することで、利益確定や損切りのタイミングの参考にすることができます。
他の指標と同様に絶対にあたるというものではありませんが、万が一当たらなかった場合でも、当たらなかったパターンを振り返ることで学ぶこともでき、次回にも生かせるでしょう。

④どの時間軸でも分析ができる
エリオット波動理論を利用したチャート分析はどの時間軸でも行うことができます。

【エリオット波動を利用する際の注意点】

①延長(エクステンション)が起こると波の数が変わる
エリオット波動では、上昇波の1つが大きく引き伸ばされてしまう延長(エクステンション)という現象が起きてしまうことがあります。
この状態になると、延長した上昇波の中でさらにエリオット波動が成立してしまうため、波の数が増えてしまいます。
そのため、この様な状態になると波の確認が難しくなってしまうので、予測も難しくなってしまうのです。
また、延長した中でもさらに延長してしまうという場合もあるので、そのような場合はさらに波の確認や予測が難しくなってしまいます。

②フェイリャーが起こると波動が壊れることがある
フェイリャーは、波失敗・未達成という意味を持つ言葉で、これが起きてしまうことで波動が壊れてしまいます。
上昇5波に見られる特有の動きで、本来ならば上昇3波の頂点を超えるはずの上昇5波の推進力が弱いため、上昇3波の頂点まで届くことなく下降波に転換してしまう現象となります。
フェイリャーの状態になってしまうとダブルトップの状態になってしまうので、本格的な下降トレンドになることが予測されます。
※ダブルトップ=上昇トレンドが終わる際に現れる、アルファベットの「M」のような形に見えるチャートパターンのこと
そのため、注意深く観察する必要があります。

③1つの波動がいつまで続くのか分からない
エリオット波動を利用するときは、波動の見極めが重要となってきます。
しかし、実際にリアルタイムのトレードでは1つの波がどこまで続くのか分からないので、予測を立てることが難しい状況にあります。
特に①でお話しした、延長が起こっている場合、波が続いているにも関わらず転換が起きたと思ってしまうことがあり、混乱してしまいます。
そのため、後からチャートを見てみると危険な部分を見つけることもできるのですが、リアルタイムでトレードを行っている場合は見極めが難しくなってしまい、油断して思わぬ失敗をしてしまう可能性もあるのです。

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