●そもそも税制優遇制度を利用する理由はなに?
株式や投資信託など、投資によって得た利益には、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税が所得税分の2.1%(15%×2.1%=0.315%)がかかってきます。
これらを合計すると 運用益に対して20.315%の税金がかかる ということになります。
金への各種投資方法と注意点-基本的な仕組みについて | ニッセイ基礎研究所
CFDとはContract For Differenceの略で、日本語では差金決済という。差金決済とは現物の受け渡しを行わずに、取引開始時(買い建てもしくは売り建て)と取引終了(反対売買)投資する上で注意したいこととは 時の価格差によって決済する取引である。CFDへの投資では、投資時に投資金額の0.02%~1%程度のスプレッドがかかる。投資期間中は調整金 2 を支払う(もしくは受け取る)。金先物やCFDは少額の資金(証拠金)で大きな取引を行うことができる。しかし、金の値動きによっては大きな損失が発生するリスクがある。含み損が生じた場合、投資家は追加の証拠金を求められる場合があることに注意が必要だ。
1 証拠金とは、取引による損益の決済を確実にするために、担保として預け入れる金銭のことを指す。先物やCFD取引を行う場合、投資家は証拠金を取引業者に預け入れる。
2 CFDを提供する業者は、顧客の売買注文の数量が一致しない場合、対象資産の値動きによるリスクを受ける。通常、CFD業者はこのようなリスクを回避するために、売買注文の数量を同等にするように取引(カバー取引)を行う。こうした取引を行う際に発生する金利などを、顧客は調整金として支払う(受け取る)。
投資信託・ETFを通じた金への投資
金先物への投資に係るコスト
金先物への投資は、株式先物などと同様に、金先物取引は現物資産の裏付けを持たない点が現物取引と異なっている。したがって、先物は現物との価格差が生じる。図表3はニューヨーク金先物(NY金先物)投資する上で注意したいこととは の限月 3 と価格の関係を示している。これを見ると、期先(決済期日までの期間が長い)ほど価格が高く、期近(決済期日までの期間が短い)ほど価格が低いことが分かる。先物を買う場合、現物を持たずに、対象資産の価格変動による収益(または損失)を得ることができる。このため、一般的に先物は現物資産の保管コストや金利などに加えて、収益を得る可能性の分だけ現物よりも価格が高くなることとなる 4 。
3 先物取引は取引を行える期間が決まっており、この満期日を限月とよぶ。
4 一般的には、先物は決済期日までの期間が短いほど、価格が低い場合が多い。しかし、金利や対象資産の需給などにより、この逆(決済期日までの期間が短いほど、価格が高い)の場合もある。
投資する上で注意したいこととは
投資信託とは?
「投資信託」とは、 投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、投資の専門家が株式や債券、不動産などに投資し、運用で生じた成果(損益)を投資額の割合に応じて投資家に還元する金融商品 です。
投資信託においては、個別の銘柄を一つずつ選択して、取引を見守る必要がありません。
また、投資の専門家に運用を任せるという観点から、 投資の知識がない初心者の方でも投資が始めやすい です。
投資信託の始め方
● 投資信託を始める6つのステップ
(1)運用の目標・方針を決める
(2)投資の制度を決める
(3)投資信託の種類を決める
(4)証券口座を開設する
(5)証券口座に入金する
(6)運用を始める
(1)運用の目標・方針を決める
(2)投資の制度を決める
一般的に活用できる制度には、「 iDeCo 」「 一般NISA 」「 つみたてNISA 」の3種類があります。
それぞれの特徴を簡単に確認しておきましょう。
●そもそも税制優遇制度を利用する理由はなに?
株式や投資信託など、投資によって得た利益には、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税が所得税分の2.1%(15%×2.1%=0.315%)がかかってきます。
これらを合計すると 運用益に対して20.315%の税金がかかる ということになります。
例えば、投資信託を購入して100万円の利益を得た場合
制度未利用の場合:100万円ー(100万×20.315%)=79万685円(利益額)
制度利用した場合:100万円ー0円=100万円(利益額)
このように、制度の利用有無でせっかく得た利益が2割も変わってくるため、利用をオススメします。
ポイント
NISAとiDeCoはそれぞれ併用が可能なので有効活用しましょう。
※1人でNISAとつみたてNISAの2つを併用することはできません。
(3)投資信託の種類を決める
投資信託の選び方
・安定性を重視する方:債券など
・リスクを分散したい方:バランス型など
投資信託を選ぶ際の注意点
・手数料が安いものを選ぶ
・できるだけ分配金がないものを選ぶ
(1)で決めた通り、自分の投資目的に合った投資信託を選択しましょう。
また、投資信託選びに迷ってしまった場合は、「手数料」「分配金」に注意して選ぶようにしましょう。
分配金においては、元本から支払われる「 特別分配金 」に注意が必要です。
これを受け取った分だけ投資の元本が減少してしまうため、得られる運用益も減ってしまいます。
そのため、分配金は受け取らず再投資する「分配金なし」の投資信託を選ぶようにしましょう。
また、運用を決めた投資制度や証券口座によって運用可能な投資信託の種類が異なるので注意しましょう。
(4)証券口座を開設する
ネット型 | 店舗型 | |
---|---|---|
メリット | ・手数料が安い ・全てがオンラインで完結 | ・手厚いサービスがある ・投資のプロからアドバイスがもらえる |
デメリット | ・サポートが少ない | ・店舗まで出向かなければいけない ・近くに店舗がなければ手間になる |
(5)証券口座に入金する
証券口座を開設したら、運用で必要な資金を口座に入金しましょう。
特に、 ネット証券の場合は、登録している銀行口座から証券口座へ即時入金することができます 。
さらに、入金の際の手数料は ほとんどが「無料」 なので安心です。
ポイント
最近では、クレジットカード決済で購入できる証券口座もあります。
(6)運用を始める
投資信託を始めるタイミング
投資信託をはじめとする投資商品の基本は、 安い時に購入し、高い時に売却すること です。
投資信託を始める際の注意点
●投資信託を始める際の3つの注意点
・情報収集を継続的に行う
・手数料に気をつける
・分散投資でリスクを抑える
また、投資信託を選択する際には、 個々の手数料を必ず確認 しましょう。
同じような商品があった場合は、手数料が低い方を選ぶようにします。
そして、中長期的に運用期間を長くすることで運用益を稼ぐ投資信託において、なるべくリスクを抑えられる分散投資を基本として、投資信託選びをすることをオススメします。
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